文章力の基本知識
話し言葉は使わない
- 「やる」は使わない
- 「みたい」は使わない
- 「すごい」「すごく」は使わない
- 音が省略された言葉は使わない
- ら抜き言葉は使わない
- 文頭に「なので」「だから」は置かない
敬語と文末表現を正しく使う
- 「です」「ます」と「だ」「である」を混在させない
- 書き手の動作について尊敬語と謙譲語を正しきく使う
- 第三者の動作について尊敬語と謙譲語を正しく使いう
- 「だ」「である」と敬語を一緒にに使ってもよい
語句や意味の重複を避ける
- 同じ語句の重複を避ける
- 文中で同じ漢字を2回以上使うのは危険
- 気づきにくい意味の重複に注意する
- 大きな概念と小さな概念を区別する
- 「の」でたくさんの語句をつなげない
- 「が」の不必要な連続を避ける
企画書のコツ
企画書は、分厚いほうが、相手によい印象を与えると思っている人がいる。
しかし、これは大きな勘違い、相手は企画書を読んで、勉強したいわけでない。その企画書が使えるかどうか知りたいのである。企画書は長々と書くものでなく、内容を要領よく簡潔にまとめたものでなければならない。A4用紙をつかうとして、せいぜい3枚以内にすること、書きたいことをすべて書くと、「企画書」と呼べない代物になる
弱気を出さずきっぱり断定口調にする
自分の企画書は必ず成功すると確信している人は、そうはいないだろう。失敗するかもという不安が心のどこかにあるものだ。しかしその弱気を企画書にだしてはいけない。「だろう」「でしょう」「思われる」というような言葉は使わないことだ。「〇〇すれば、売上が倍増するでしょう」「消費者に受け入れられると思います」のような書き方をするとその企画自体が自信なげなものに見えてくる。企画書では、きっぱりと断定口調sw「倍増する」「受け入れられる」と書くこと。
「やる」は使わない
文章力のアップポイント「やる」は話し言葉で使われるが、
書き言葉では「行う」など、
文の内容にふさわしい語句に置き換える。
NG:サッカーや野球などの集団競技と異なり、フェンシングは基本的に個人でやるスポーツである
・やるが話し言葉です。
OK:サッカーや野球などの集団競技と異なり、フェンシングは基本的に個人で行うスポーツである
・書き言葉の「行う」に置き換えます。
GOOD:サッカーや野球などの集団競技と異なり、フェンシングは基本的に個人で戦うスポーツである
・「フェンシング」に適切な「戦う」という書き言葉に置き換えると、意味がはっきりします
書き言葉と話し言葉は異なる
最初に、書き言葉と話し言葉でルールが異なることを知っておきましょう。普段の会話は、もちろん話し言葉ですから、はんし言葉のルールに従って行われています。しかし、社内文章、企画書、就職、転職の際の志望理由書、レポート、小論文など書き言葉です。したがって、話し言葉とは別のルールに従って書かれなければなりません。